1タイアストー炭窒化チタン複合セラミックの特徴
主原料の炭窒化チタンに助剤の金属粉体を巧みに配合することにより、硬さと靭性を上げ、
高温で焼結する事により耐熱性を有する新しいセラミックです。

2各種素材との簡易位的な位置比較(ビッカース硬度と破壊靭性の関係)

3各種材料の摩擦係数
セラミック(Al2O3,Si3N4)、金属(SKD-11)よりも摩擦係数が低く、
このことからも滑りが良く製品に傷を付けることが少ない。

4各種材料の摩耗係数

5耐摩耗工具材料の硬度
タイアストは耐熱性がある為、800℃でも常温と変わらない硬度を有する。

6耐摩耗工具材料の曲げ強さ
タイアストは曲げの強度は超硬、ダイス鋼より低い。

7タイアストと各種材料の特性比較表

8炭窒化チタン系複合セラミックス(タイアスト)の組織


超硬は製品を傷付けやすい角ばった組織をしている為、製品表面が荒れてしまう。
タイアストは微構造が球状となっている事から製品を傷つける事が少ない。

